当サイトには広告・プロモーションが含まれています。

博士卒の年収 | 電機メーカー7年目の資産!

こんにちは。
世間では「博士卒=就職できない」「お金がない」という認識があるみたいですね。
しかし一口に博士と言っても色々な分野、働き方があり、そのようなイメージが一概に正しいとは言えません。

私は「工学系博士卒・民間企業7年目」のサラリーマンです(投稿時点 22年5/6)。
そんな「博士リーマン」がどのくらいお金を持っているのか、私の職や資産への考え方を交えながら公開します!

単純に興味で見てもらえればと思いますし、
将来の業種やお金のことを含めて、将来を考える方の参考になればうれしいです。

目次

工学博士の筆者の情報

一口に「博士」といっても、専門分野によって様々な違いがあると思います。
私は「応用物理工学」です。
ロールモデルとして参考にしてもらいたいので、私の情報をはじめに載せます。

筆者の情報
  • 地方旧帝大
  • 博士卒(学部・修士課程から一貫)
  • 応用物理工学
  • 学振DC(DC2)採用
  • 電機系メーカー
  • 研究開発職
  • 勤務7年目

専門が「応用物理工学系」なので、基礎や純粋物理より比較的実用に近い位置にいます。
私の分野では最近、即戦力を求める傾向があるので、博士卒というのは就職で決して不利ではありませんでした。就活は一社しか受けてませんでした。

むしろ、研究部門の採用は博士卒、元ポスドク、元助教の方も珍しくない印象です。

専門分野が一致する場合では非常に積極的に、そうでなくても博士課程での研究経験や問題解決能力を買って採用しようという傾向があります。

会社の業務は「研究開発部門」で、先物製品の開発や基盤研究を担当します。
メーカーの「研究職」は「製品」という出口を持っているので、いわゆる研究だけをする訳ではありません。事業を続けるために必要な活動をときに広く、ときに深く行います。

  • 基盤技術の研究開発
  • 先物開発への貢献
  • 学会活動や産学連携

と広範囲に及びます。

大学から連想する「研究」ができる環境を求めるなら、該当分野の学会・論文投稿数をチェックしてみて下さい。
そこでのアクティビティが高ければ、会社として積極的に研究発表を推奨していると言えます。業種、担当技術によっては開示不可で全く発表できない場合も珍しくありません。

企業の学会活動は学術貢献だけでなくPR(宣伝)を兼ねる意味もあります。
学会の活用法のひとつとして、そこで活動している人に連絡を取れば(会場で話かけたり、予稿などの連絡先を利用)、「その会社の研究への考え方」を教えてもらえるかもしれません。

年収と資産

私の資産は「現金」と「株式」から構成されます。

マイホームやオーナー物件といった「不動産」は持っていません。
また「貯蓄型保険」も契約していません。よく言われますが、保険で貯蓄をカバーすることが間違っています。大概ボッタクリです(=保険会社にとって良い商品)。
ここでの資産に企業年金/iDecoは入れていません。

前置きが長くなりましたが、年収と資産は表の通りです。
お金の多く(7割)を株(ほぼインデックス)で運用しています。

給与月々43万
賞与80万
年収680万円
資産評価額現金250万円
600万円
合計850万円
給与は諸手当を含めた金額。年収は最後の源泉徴収票より記載。

いかがですか?

少ないでしょうか、多いでしょうか。私は多くは無いなくらいに思っています。

賞与は業績で変わりますが、このときは標準〜低めくらいの結果です。

私が資産形成に目覚めたのはコロナ禍のタイミングで、それまでは出費に無頓着でした。
固定費を削れるところは削り、蓄財に回そう、と考えるようになりました。

投資についてはインデックス投資についての記事を書いたので参考にしてください。
若いほど(とくに20代の頃)自己投資が(経験としても将来のお金としても)最も良いと思いますが、
10年くらい使わない資金は株に回して運用することにしています。

結果としてインデックス投資の運用含み益は10-20%あり、着実にお金が増えています。

「投資」に関して怪しいと思っている方はこちらを読んで下さい。

本日の教科書

投資は「正しい情報」を手に入れるまでが障壁が高いです。。
イメージが良いとも思いません。

また最近は「FIRE(早期退職・経済自立)」など、投資の書籍が溢れていますが、
一方で、「高配当株」など素人が手を出すべきではない手法を進める本も正直に言ってあります。

この本は、投資初心者の人向けに「始め方」「続け方」「使い方」をわかりやすく解説してくれます。
おすすめです。

博士卒ってぶっちゃけ

ぶっちゃけ「コスパ」はどう?(= 博士修了に対する対価)

日系企業だと上下の幅が小さいので、お金でいえばコスパは正直大したことないと思います。
お金をとにかく稼ぎたいという人には、少なくとも博士かつ日経企業の組み合わせはイマイチでしょう。

一方で博士課程での研究活動や国際会議・論文執筆の経験、またそれらを通じて得た専門性、論理的思考力、およびコミュニティの繋がりは、「他では絶対に得られなかった」と胸を張って言えます。
20代後半の貴重な時期を研究に専念できたことは私の「青春」であり、お金では買えない私の「資産」です。

会社では徹夜や土日は勤務NGですし、家庭を持つと勉強や研究に割ける時間がどうしても減ります。
博士課程では自分のための時間を3年間みっちり持つことができました。

また会社内でも研究部門には優秀な人、飛び抜けて頭が良い人は想像以上に多かったです。
単純な学力では正直に言って敵わないと思います。
研究開発という自分の志向にあった仕事を続けるために、純粋に「修行」して良かったと改めて思います。

ということで、雑にまとめると博士課程はプライスレスなのでコスパ最高です。

まとめ

工学系博士卒がメーカー勤務でどのくらいの年収、資産があるのかを私の考えを交えながら公開しました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次